商店街交流ひろばコザＢＯＸ

週末の夜は日本人がいなくなりイカツい米兵が群をなして歩く。

それがコザのゲート通りだ。

通りに面するクラブからは客の出入りのたびに大きな音が漏れる。

入り口でドアマンが客のチェックをしていた。

中に入るのは並大抵ではない印象を受ける。
うっかり写真を撮ったら呼び止められてカメラのチェックをされ写真を消すように言われてしまった。

正直、ちょっとびびった。

きれいな日本語ですいませんと言われてしまった。
通りを歩いている間、米兵の集団、米兵のカップル、それから米兵の恋人らしき日本人女性もいた。
彼女たちの言葉は聞き取れなかったが、黒人のヒップホップ系ガタいのいいニィちゃんと
腕を組んだままなにやら耳打ちしている。





道の両側にはネオンサイン瞬くライブハウス、派手なスーツを扱うテーラーが並ぶ。
ヘタするとタクシーもアメ車に見えてしまう。

派手なクラブもあったがとてもじゃないが、日本人の男が一人で入れる店ではない。
ナンパでもしようもんならどうなるか保証できないもんね。

…なんだかよくわからないが不条理な感覚につつまれてきた。
ここは日本だ！と心の中で叫びつつも
露出度の高いクラブ系（？）日本人お姉ちゃんのヘソをチラ見して立ち去ったのだった。

乾杯。
そんな言葉がよく似合う完全に完敗の夜だった。